我々も日本代表

サッカーワールドカップカタール大会で日本代表はいろんな意味で影響を与えたと思う。
正直、タイに住んでいると日本の熱狂度合いがわからないのだが・・・。
自分自身、海外に生活しながら見るワールドカップは初めての経験で、貴重な経験だ。
いろんな国に派遣されている海外協力隊員の様子をみると、各国の現地の人がそれぞれ日本を応援してくれていて誇らしく思った。
サッカーは世界共通のスポーツなんだと感じる。
ワールドカップでベスト16となり、サッカー日本代表が日本に帰国した12月7日のこと、その会見を観て改めて感じることがあった。
それは、キャプテン吉田麻也選手の言葉。
「若くして日本を背負って仕事ができるということは滅多にないこと」 「自分の国を背負って戦えるということは本当に誇り高き仕事だと思う」 「こんなにいい仕事ないよ」
と選手たちに話していたようだ。
この言葉を自分に照らし合わせて考えてしまった。
現在の自分の立ち位置は、国を代表するボランティアとして途上国のために何か貢献できる活動を行い、また、日本の利益になる経験をさらに持ち帰るというもの。
まさに、JICA海外協力隊の活動は、「日本を背負って仕事ができるのは滅多にないことだし、誇り高い仕事だ」と言えると思う。
もう心は、サッカー日本代表の一員として、一緒にピッチの上で肩を組んでいる気持ちである。
海外生活もまた日常化するとキラキラしない

タイに住んで10か月になる。
派遣された最初のころは、なんでも目新しく、刺激的で、すべてが楽しい日々だった。
特に「公用旅券」という緑のパスポートを手にして、日本代表としての意識も高かったように感じる。
それもいつしか慣れていくと、特になんの変哲の無い日々で、日本での会社と家の往復の日々とさして変わらないと思ってくる。
正直、人や環境の良い所も嫌な所も見えてくる。
そういった意味でも、サッカー日本代表の戦いや心持ちは、海外協力隊としての自分に改めて活力を与えてくれるものだった。
日本を代表する一日本人として、限られた派遣期間を有意義に、また、これからの自分の人生を+にするために、もっともっと充実した毎日にしよう!
と思った日本代表の会見だった。
まずは、タイの魅力をもっと発見したいなと思う師走。

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