海外協力隊任地派遣1週間

早いもので、任地に赴いてから1週間が経つ。
ただでさえ新天地で居住を安定させる事は難しいだろうが、ここは異国。
さらに慣れ親しんだ日本語も通じない。
まぁ知っていたことだが、それでも結構事前に勉強してきたと思ったはずなのに、任地に来て初日で語学勉強が足りなかったと痛感した。
3割ぐらいしか聞き取れない。
あとは、話せる人は英語に置き換えて話してくれるのだが。
今一番、落ち着かないのは、いまだに定住できていないこと。
つまり定住先がまだないのだ。
ホテル暮らしが今月中は続く。
空くか空かないかわからない家を待っていたが、埒が明かないので新しく家を探してもらってようやく決まった。
しかし、今月中はそこも空かないので、ホテル暮らし継続。
現在滞在中の場所は正確に言えばデイリーアパート兼ホステルのようなところだが、270度窓という素晴らしいスケール(3方から丸見えでプライバシーがほぼない)。
気持ちと体が落ち着くのは4月に入ってからかな。
日本だって家の契約っていろいろ難しいのに、それを異国の地で行うのはかなりハードルが高い。
助けてくれるカウンターパートと言う存在がいて本当に助かる。
自分に何ができるか学ぶ時期

協力隊を応募した当初は、自分の経験を伝えていきたいという思いを持っていた。
実際に任地に来てこの1週間で思ったのは、「自分が伝えられることってあるの?」ということ。
病院内を見て回ったり、地域を見て回ったりすると、こちらが学ぶことばかりな気がする。
- 地域へのコロナワクチン啓蒙活動
- コロナ陽性者への食事や薬を届ける
- 地域の居住者の現状把握のための訪問、声掛け
など、病院が地域と密接につながっている事を肌で感じ、日本の病院に比べてその地域にある病院の存在が違う事が1週間でわかった。
しかし、ボランティアとして日本から来たからには、おそらくこちらが伝えられることも何かあるはずだ。
今は、これまでの経験を活かせる時が来るまで、もう少しこの町の現状を知っていこうと思う。
そして、このタイの地方病院も、毎日コロナ対応に追われているので、なかなか地域と向き合った活動ができない現状。
ちょっと遠くから実情を分析。
当面はそんな活動になるだろう。
PS.毎日に人の優しさに触れています。
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