タイの小学校に訪問
先日、タイの小学校に訪問する機会があった。
所属先の病院から車で15分ほどの場所にあるその学校は、周りが木が生い茂っている自然豊かな田舎の学校と言った感じで、300人ほどの生徒がいた。
見たところ1学年1クラスと言った感じ。
教室には先生がいて大半の生徒は座っているものの、一見、授業時間なのか休み時間なのかわからないくらい、席を立ったり、外に出ている子がいたりと自由だなぁと思えた。
自由と言うと聞こえがいいがちょっとだけ心配になった、学級が崩壊しているわけではないよね?大丈夫だよね?と。
よくよく考えてみると、日本のように授業の始まりや終わり、休み時間を知らせるチャイムがなかった。
でも、生徒も先生もにこやかなのでこれで成り立っているのだろう。
タイ人は怒られることを嫌うと聞く。
学校で先生が生徒を怒鳴りつけたり、他の国の隊員から聞くような先生が木の棒で「しつけ」と称し叩くような光景は見られなかったのでホッとした。
いい意味で自由な校風なのだろう。
タイの授業科目
学校の先生へいろいろと質問してみると、日本との違いも見えてくる。
質問はしたものの、返答を100%理解できるほどのタイ語をまだ持ち合わせていないため、聞き取れたものだけ紹介する。
Q:「どんな授業をしていますか」
A:
- タイ語(国語)
- 数学
- 理科
- 美術
- 体育
- 英語
- 音楽
- ボーイスカウト
と、様々な授業はあるがほとんどは日本と同じ。
しかし、授業科目にボーイスカウトがあるのは面白いと感じた。
日本にはない面白い授業もあるんだと国の教育の違いにも触れることができた。
この中に「社会」がないのだが、もしかしたら聞き取れていなかったのかもしれない。
あと、「音楽」についてはビデオで学習するとのこと。
日本では当たり前のように、先生がピアノやギター等の演奏をしていたが、そのような楽器を演奏できる先生は居ないよう。
となると、自分が学校に訪問してウクレレを弾き語るという需要もあるのかな?とも思えた。
実際に同僚が「彼はウクレレを弾けるし、タイ語の歌を歌うことができるんですよ」と話をしてくれて、先生はwelcomeなようだった。
また、同一敷地内に小学校のクラスと幼稚園のクラスがあった。
幼小一貫教育という言い方が正しいのかわからないが、幼稚園のうちから小学校の雰囲気も知ることができるのだ。
今回はちらっと見学しただけだが、時間をかけてみるとまだまだ日本との違いはたくさんあることだろう。
しかし、活動の中で少しずつ新しい発見をしていきたいというワクワク感がある。
次に学校に訪問するときはもう少し、幅の広い質問を用意していきたい。
最後に、先生に「制服を見せてあげなさい!」と言われ、「この学校の制服はこんな感じです!」と見せてくれた子と、「マスクを外せば」と言っていた子の一枚。
大人の言うことは絶対!という感じで、先生の言うことには従順な様を見てとれた。
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