タイ最大級のスラム街で子ども達と遊んだ日

海外協力隊

先日、バンコクにあるクロントゥーイスラムを再び訪れた。

いわゆるスラム街と呼ばれる所である。

今回訪れた目的は、子供たちに日本の文化「けん玉」を伝えるためであった。

いつだって子どもはピュアなんだ

スラム街というイメージをどう持つだろうか?

怖い?汚い?貧しい?

いろいろなイメージを持つかもしれないが、百聞は一見に如かずである。

ぜひ機会があればいろいろと世界を見て感じてもらいたい。

自分の想像が正しいのか間違っているのか、それ以外にも実際スラム街に行くことで、触れ合うことで感じることはたくさんある。

もちろん、安全性を事前に調べてから行くことは必須であり、日本とは違う事は知っておいてほしい。

このクロントゥーイ地区は、シーカーアジア財団という日本からの団体が支援を行っている地域である。

私が実際、この地区の子ども達と触れ合って感じた率直な感想は、子どもの笑顔はどの国でもどこに住んでいても一緒であるという事である。

もちろん、ただの1時間の滞在ですべてを知った気になってはいけない。

そこには自分の知らない闇が隠れているはずであるから。

しかし、表面上でも自分と関わった子ども達が笑顔で、そして日本人に興味を持ち、一緒に遊ぶことを楽しむことができて良かったと感じる。

けん玉で楽しんでもらう!のが目的だったが、子どもの興味なんてものの10分で、すぐに飽きてしまう子もいた。

私は、ウクレレを持参してきたのだが、それに興味を示す子もいて、良い時間を過ごせたと思う。

聞けば、そのウクレレに興味を持った子はギターを持っているそう。

スラムと言えども、興味関心が持てる遊び道具、楽器などは一通り持っている家もあるのだ。

ただ単に「貧しい」から「スラムで生活している」わけではない。

親の仕事がスラム内にあったり、スラムから近くにあったり。

ちゃんと収入を得ているものの、スラムの方が家賃が安いから住んでいる人だったり。

まだ、表面しか知らないので、「他の地域と変わらないなぁ」という目線で記しているが、もっと深く知るとまた違う感想を持つかもしれない。

スラムには、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどタイ国外からの移民も住んでいる。

スラム内には、そのクロントゥーイ地域の人しか入れない学校もある。

話を聞くと根深い差別も見られるようである。

ただこの日は、子ども達の笑顔で癒された日、充実した日であった。

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