先日、久しぶりにウクレレの弾き語りを行った。
場所は、私立の小学校。
病院の職員が小学校に行く目的は、ワクチン接種を行うためである。
その付き添いで行った私は、もちろん医療行為をすることはできないので、子ども達に向けて弾き語りをするという提案を受けた。
以前は、いろんなところで弾き語りをしていたのだが、その需要も徐々に薄れ、タイ人の前でウクレレを弾き語ることもなくなり早半年。
久しぶりかつ急な提案にも、自分の活動が捗るためならと承諾。
慌ててウクレレを家に取りに帰り、再び学校へ。
学校ではすでに6年生が座って待っていた。

こんなに用意周到にされるとちょっと緊張した。
先生の号令で生徒たちは、「こんにちは!」と発する。
日本人がいないはずのこの地域で日本語で挨拶され少々驚いたが、同時にうれしくなった。
日本がここに浸透していると。
そして、何を歌おうか考えながら、子ども達とも雑談。
自分:「日本のアニメ知ってる?」
生徒たち:「知ってまーす」
自分:「何知ってる?」
生徒たち:「※#$%&」
みんな一斉にしゃべりだすと聞き取れない。
ここは、タイで誰もが知っているドラえもんの歌で行ってみよう!
ということで、久しぶりの弾き語りはアン、アン、アン、とっても大好き、ドラえもん~♪と始まった。

先生が拍手を促したことにより、なんとなく盛り上がってきた。
ここでリクエストを募ると、「ワンピース」という答えが。
ワンピースは行けるよ!へへっ!
と、ワンピースの曲を弾き語ると「おー!!」と盛り上がりだした。
日本のアニメの力はすごい!
気をよくして、リクエストをさらに募る。
「東京リベンジャーズ」「ジョジョ」・・・
その曲知らない・・。
というわけで、世界中で知られていそうな、鬼滅の刃を歌ってみた。

これまた、「オー!!」「ワー!!」と盛り上がりを見せた。
生徒たちと対話をしながら、選曲して歌い、盛り上がることができたのは、自分の中で成長だと感じる。
語学的な能力の向上もそうだし、自然と異国の子ども達数十人とやり取りできているなんて。
ついでに日本語を教えたりなんかしちゃって。
なんか、海外協力隊してるじゃん!そう思った日。

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