メタ認知は革新を与えるおすすめタイ語勉強の方法
タイ語を勉強し始めたけれども、様々な本を読んだり人の学び方をyoutubeで見ても、思うように勉強が進まないって思うことありますか。
もしかしたら、その勉強法は間違っているかもしれません。
正確には、自分に合っていないのかもしれません。
そんな場合は、早めに気が付いて修正できる力を持った方がいいです。
そのためにも「メタ認知」という活動を意識的に行うことが効果的な勉強につながる、というのがこの記事で解ります。
ということで、知っておいたほうがいい「メタ認知」についてご紹介したいと思います。
- 効率的でないと感じていた自分の勉強方法を見直す機会になる
- 「覚えられない」と諦めていた語学勉強の行き詰まりの解消
- 語学勉強へのモチベーションを改めて高めることができる
メタ認知とは?

メタ認知の理解
メタ認知とは・・・
ジョン・H・フラベルやA.L.ブラウンというアメリカの心理学者が定義した概念
まず、メタ認知という言葉の意味を分けて理解していくと、
言葉 | 意味 |
---|---|
メタ | 高次の |
認知 | 読む、聞く、書く、文字を覚える、発音するなど |
という意味になります。
つまり、
メタ認知:自分の認知(頭を働かせていること)を高次(客観的)に認知すること
ということです。

これを聞いても、メタ認知って結局何を意味するのか難しいなぁ・・・
メタ認知の具体例
もう少し具体的にしてみると、
【例】

ダイエットがなかなか続かなくって・・・。ダイエット方法が私に合っていないのかも。効果的に痩せる方法ないかしら。

私は、うるさい人が苦手なんだけど・・・。どう対応すれば、相手に苦手と思われないだろうか。
このような形です。
実際の生活の中で、見たり聞いたり考えたりしたことを客観的にとらえることって、日々意識せずともやっていることですよね。
また、メタ認知が高い人はこのような長所があるといわれています。
【メタ認知が高い人】
- リーダーシップがある
- 冷静
- 協調性が高い
- 柔軟性がある
- 意欲が高い

メタ認知が高い人って、すごくプラスに見えることが多いですね。
メタ認知を語学勉強に生かす!

メタ認知を活かした勉強方法
このように、メタ認知を実践する力すなわちメタ認知的アプローチと言われている考え方が、語学の勉強にも生かせれば、有効的な語学習得につながってきます。
具体的に必要な考え方は以下の通りです。
- どこが大事なのか考えながら勉強する
- 今の勉強方法がいいのか、もっと効果的な方法がないかを考える
- 具体的な計画を立ててから勉強する
- どんな場所、どんな時間、どんなもので勉強するのがいいかわかる
このように自分にとって有効な具体的な勉強法がわかっていれば、
例えば、

タイ語の勉強しているけど、見たことない文字がうまく覚えられない。
なんか理解しにくいなぁ・・・
という時に、自分自身の経験の中で、そこから新たな効果的学習が考え出せます。

この客観的にとらえる学習戦略を持っている人ほど、
「勉強ができる」ということなんですね。
メタ認知を活かすために必要な能力
具体的な勉強方法を学ぶためには、以下の能力が身についている必要があるといわれています。
1.自分の学習能力をうまく応用できる。
2.自分の才能や弱点をよく知っている。
3.学習するときに直面する難所、様々な障害を乗り越えることができる。
4.学習計画を発展させる。
5.能率よく学習できる状況を見極める。
6.日常生活の様々な機会を捉えて、学習に役立つ情報を引き出す。
7.グループ討論や研修会などに積極的に参加する。
8.経験豊富な先輩諸氏から多くのことを学ぶ。
9.家族、同僚など他の人たちの学習を手助けする。
10.自分の直観力をうまく利用する。
アルベルト・オリヴェリオ 著 川本英明 訳『メタ認知的アプローチによる学ぶ技術』
皆さん、どれくらいできていますか。
このように、自分に何ができていて何ができていないか客観的に考えること自体、メタ認知的アプローチと言えると思いますが、この能力は今までの経験の中で身についているものだと思います。
できていないことに関しては、意識してどのように身に付けていくかと考えることも必要です。

簡単にいうと、自分の勉強法の「分析」ということですね。
大人の勉強に必要なのは自分で勉強法を見出す力!

自分なりの勉強方法にたどり着く
勉強を始めたものの、どんな風に勉強したらいいかわからないので、なんとなく言われるがまま他の人の勉強法を参考にしたり、もしくは学校に通っていれば先生の話を聞いてそのまま写してという勉強法をとっていた経験ある方多いのではないでしょうか。
大人になってから勉強するには、「自分のやり方を早く見つける」ことが重要です。
これは、学生の時とは違う大人の経験がなせる技術だと思います。
覚えが悪くなったとネガティブになるのではなく、経験から勉強の方法をいくつも思いつくとポジティブに捉えることが、モチベーションの維持にもつながります。
まとめ
もう一度具体的な勉強方法について整理しておきます。
- どこが大事なのか考えながら勉強する
- 今の勉強方法がいいのか、もっと効果的な方法がないかを考える
- 具体的な計画を立ててから勉強する
- どんな場所、どんな時間、どんなもので勉強するのがいいかわかる
このように意識的な勉強によって、効率的に学習できます。
最後に勉強のモチベーションを保ち効果的に学習する秘訣、これ↓を振り返ってみてください。
- 目的は?
- 目標は?
- どれくらいの期間の計画?
- 実践の機会はある?
- 自分の勉強法は合ってる?
- 今どれくらいできている?
皆さんの勉強が将来の幸せにつながりますように。
《参考サイト、文献》
- 『奈良教育大学 平成22年度奈良教育大学学長裁量経費補助研究成果報告』よりhttps://www.nara-edu.ac.jp/CERT/nara-edu/concern/index.html
- 三宮真智子 著『誤解の心理学 コミュニケーションのメタ認知』
- アルベルト・オリヴェリオ 著 川本英明 訳『メタ認知的アプローチによる学ぶ技術』
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